LED環境試験寿命計測ソフト
冷熱衝撃試験装置・恒温恒湿器用
概要
LEDは日常生活、工業分野、農業や漁業などあらゆる分野で活躍しています。
形状は1個単位やモジュール(複数LEDの集合)があります。
また、微小電流で発光するものや、大電流を流し高輝度を目的としたパワーLEDなどがあります。
本テスターはIF(順方向電流)を流しVF(順方向電圧)を測定する装置です。
10行×10列のモジュールまで測定できます。11行、11列目は校正用として使用し、精密抵抗を接続することにより測定精度を向上できます。
電流レンジは50µAと50mAの2種類です。
インターフェースはRS-232Cです。コマンドは全て公開していますので、生産ラインへの組込みが容易に行なえます。
軽量、コンパクトなので、机上で簡単に使用できます。また、恒温槽を使用したシステムにもスムーズに対応できます。
仕様
1. 定電流
50mAレンジ |
範囲 |
0.1mA〜50.0mA |
分解能 |
0.1mA |
精度 |
±1%F.S.以内 |
50µAレンジ |
範囲 |
0.1µA〜50.0µA |
分解能 |
0.1µA |
精度 |
±2%F.S.以内 |
2. 電圧測定
測定範囲 |
0.00V〜10.00V |
分解能 |
0.01V |
精度 |
±0.5%F.S.以内 |
3. 電圧リミット
範囲 |
0.0V〜10.0V |
分解能 |
0.1V |
精度 |
±1%F.S.以内 |
ダイオード1ケ分(約0.6〜0.7V加算されます)
4. 測定
測定範囲 |
0.00V〜10.00V |
分解能 |
0.01V |
精度 |
±0.5%F.S.以内 |
3. 電圧リミット
I 低速測定 |
20ms間測定し、その平均を返送します。 |
II 高速測定 |
1素子のみ100µs間隔で50回測定し、そのデータを返送します。 |
電流印加後1〜100msのウェイト後、タイマーをスタートさせ、 AD1回測定で50回サンプリングします。
1回目の測定間隔は“1素子測定間隔”時間より+20µsほど長くなります。
これは、タイマーの設定・ADの設定処理に要する時間です。
【例】
測定間隔 100µs → 1回目は約120µs、2回目以降は100µsで測定。
この測定はバイアス印加後、温度変化によるVS変化の収集を目的としています。
但し、1回サンプリングなので、AD値がばらつきます(〜50mV)
注意 : 50µAレンジはハム成分がのるため、この測定には適しません。
5. インタフェース
PCとのインタフェースはRS-232Cです。
9600BPS、8ビット、1ストップビット、パリティーなし。
6. 電源・環境
電源電圧 |
AC100V ±10% 50/60Hz |
消費電流 |
100VA以内 |
温度・湿度 5〜35℃ 80%RH以下(結露なきこと)
環境 塵埃、金属ゴミ、腐食ガスなどない環境